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2021/11/11

珍しい名字「七五三」さん…何と読む?

【珍名さん万歳⑥】難読超レア名字の由来は注連縄にあった?

高信 幸男

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■神社の注連縄(しめなわ)に由来する名字

 11月は「七五三」の時期で、全国各地で子供の成長を願って神社への「七五三参り」が行われる。ご両親と一緒に「千歳飴」を持った子供が神社に詣でる姿は、とても微笑ましい姿である。

 ところで、名字で「七五三」と書く方がおられ、「しめ」と読んでいる。「しめ」と読ませるのは、神社などに掛けられる注連縄(しめなわ)に関係があるようである。神社の鳥居には注連縄が張られているが、その注連縄には、七本・五本・三本に切られた三つの幣(へい)が垂らされている。この、七本・五本・三本から、七五三で「しめ(注連)」と読ませるのだと神社の神主さんから聞いたことがある。

 ちなみに、注連縄が張られるのは、「ここから先は神域に入るので、心を正して」と注意を促すために張られるものだそうである。

 名字の中には、同じように「七五三」の文字を使った名字で、七五三田(しめた)さんや、七五三木(しめき・しめぎ)・七五三野(しめの)・七五三掛(しめかけ)さんもおられる。
 また、山梨県には、「松七五三」と書いて「まつしめ」と読ませる方もおられる。松七五三さんは、名前も「一三」なので、名字と名前を合わせると、「松七五三一三(まつしめ・かずみ)」となり、数字ばかりの名前になってしまう。
 初めてお会いする方などは、どこまでが名字なのか迷ってしまいそうである。


 他に、「七五三」に関係する名字では、「千歳あめ」の、「千歳(ちとせ)」さんや「飴(あめ)」さんもおられる。
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高信 幸男

たかのぶ・ゆきお
名字研究家。1956年、茨城県大子町生まれ。
高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。

たかのぶ・ゆきお
名字研究家。1956年、茨城県大子町生まれ。
高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。

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