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2021/09/30

一問一答 目にまつわる常識クイズ

正しい情報で大切な目を眼病から守る

大鹿 哲郎

●取材・文/田中幾太郎

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Q1 遠くを見ると目の疲れがとれるって本当?

YES
目の疲れには効果があるので、パソコンを見続けている場合は、1時間に1回は遠くを眺めるようにした方がいい。また、中学生ぐらいまでなら、近視が進行しづらくなるケースはあるが、中年以降で目が良くなることはない。

Q2 近視の人は老眼にならないの?

No
誰でも老眼になる。ただ、近視の人は老眼になっても手元は見えるため、気がつきにくい。一方、元々、手元を見ることが苦手な遠視の人は、早く症状に気づくが、どちらであっても結局、老眼は避けられない。

Q3 ブルーベリーを摂ると老眼は治る?

No
網膜にはブルーベリーに含まれる成分があるため、悪くはないと思われるが、実はデータがあまりない。目にいいからと大量に食べてもそれほど期待はできない。目にいい栄養素としてはビタミンA、C、Bが挙げられる。

Q4 サングラスをかけると白内障予防になる?

No
目の大敵、紫外線をカットする意味では効果があるが、サングラスの色が濃い方がいいというのは誤り。暗くなると瞳孔が開いて、かえって余計に紫外線が入ってきてしまう。UVカットできるものを選ぶようにしよう。

Q5 ブルーライトは目に良くない?

No
ブルーライトは、交感神経を活発にすると言われている。スマホを寝る前に見ると寝つきが悪くなるのもブルーライトが原因だと考えられているが、朝や昼間にはむしろ必要な光であり、目に悪いと決めつけることはできない。

Q6 老眼鏡をかけると症状が進む?

No
そう思われているのは、老眼鏡をかけ始めるのが、老眼が進む時期だから。老眼鏡をかけるかけないは、症状の進行とは全く関係がない。手元が見えにくくなったら、早いうちから使った方が快適に生活できる。

Q7 一度落ちた視力はもう回復しない?

YES
病気ではなく加齢によるものは、残念ながら回復しない。目のピント調節力をグラフにすると、10代の頃から下がり始める。以降、ずっと下がっていき、60歳くらいに底辺に達すると、そこからは良くも悪くもならない。

Q8 目を水で洗うのは眼病予防にいい?

No
目を冷やすという意味で、顔を洗うのはOK。ただ目そのものを洗うのは、涙も流してしまうのでよくない。現在では、日本眼科医会が小学校の授業などで、プールから上がった後に水道水で目を洗わないよう指導している。

Q9 コンタクトレンズより眼鏡の方が目にいい?

No
コンタクトはだいぶ進化し、使い捨てタイプなど、清潔で安全になっている。コンタクトをした上から、老眼鏡をかけるなど、眼鏡とコンタクトどちらがいいかというよりは、各々の生活に合ったものを選ぶべき。

Q10 目の健康には、十分な睡眠が重要?

YES
目の老化にはあまり関係ないが、睡眠時間が短く、長時間目を使っていれば、ピントが合いにくくなったり、疲れ目や目の乾燥など、いろいろな問題を引き起こす。健康のために十分な睡眠をとるのは大切。
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WRITTEN BY

大鹿 哲郎

おおしか・てつろう
筑波大学医学医療系眼科教授
1985年東京大学医学部卒。
同医学眼科学教室入局。東京厚生年金病院眼科、東京大学
医学部講師、同助教授を経て2002年より現職。著書に『目
の病気がよくわかる本』(講談社)など。

おおしか・てつろう
筑波大学医学医療系眼科教授
1985年東京大学医学部卒。
同医学眼科学教室入局。東京厚生年金病院眼科、東京大学
医学部講師、同助教授を経て2002年より現職。著書に『目
の病気がよくわかる本』(講談社)など。

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