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何度でも訪れたい!身も心も「癒す」温泉旅~ココロもカラダもやすらぐ至極の贅沢温泉[関西]

関西観光と言えば、真っ先に神社仏閣を連想する人が多いだろう。しかし実は、数多くの温泉地が点在する、名湯の激戦区でもあるのだ。大阪から車でも電車でもアクセスできる、3カ所の温泉宿を紹介する。

取材・文・写真/小黒恵太朗


景色の贅沢 【赤穂】

天然温泉と眺望を同時に楽しめる「インフィニティ露天風呂」。晴れた日には西は小豆島、東は明石市街までを見渡せる大パノラマ

 大阪市内から車で約2時間走らせてビルや住宅街を越えると、青々とした瀬戸内海が見えてくる。たどり着いたのは、兵庫県赤穂市。赤穂と聞いて、「赤穂浪士」は思い浮かべる歴史ファンも多いことだろう。『忠臣蔵』の舞台でもある赤穂城跡をはじめとして、数々の史跡が残る場所である。
 ここ、赤穂にある名湯が「赤穂温泉」。主要な観光スポットからは少し離れた、海岸沿いの高台にある。もともと昭和45年に「赤穂御崎温泉」として出湯。湯量の減少に伴い、平成12年に新しく掘削され、「赤穂温泉」と改められたのが現在の温泉だ。ミネラル成分を豊富に含む泉質から、別名「よみがえりの湯」とも呼ばれているそうだ。
 今回は、この赤穂温泉に建つ「亀の井ホテル 赤穂」を訪れた。瀬戸内海を目の前に臨む、抜群の景観に高揚する。ホテルに入ってしまったら、この景観を楽しめないのでは……という不安は、杞憂だった。
 客室は、なんと全室、専用のバルコニー付き。窓を開いた先には、瀬戸内海に浮かぶ島々が見える。それらは家島諸島(いえしましょとう)と呼ばれ、東西26.7㎞、南北18.5㎞にわたり、大小40余りの島で構成されているそうだ。その美しい景観は、万葉の時代から、いくつもの和歌として詠まれてきたという。穏やかな情景に一息ついたところで、一階の大浴場へと向かう。どうやら、ここの露天風呂は「インフィニティ露天風呂」と呼ばれているらしい。インフィニティとは、無限の意味だが、一体どういうことだろうか?
 露天風呂に着くと、理由が分かった。その素晴らしい眺望は最早言わずもがなで、真骨頂は、お湯に浸かった後。露天風呂に入ると、海側の縁がないことに気づく。そのため目線を遠くに向けると、温泉と瀬戸内海の境界が混ざり合い、一体化する。まるで海の中にいるかのような、無限の開放感。これこそが、「インフィニティ露天風呂」と言われる所以なのだ。爽やかな朝日を浴びながらの朝風呂も心地良い。時間とともに移り変わる瀬戸内海の絶景。それを前に楽しむ非日常のひととき。これこそが、赤穂温泉での〝景色の贅沢〟である。

独占(ひとりじめ)の贅沢

客室は洋室が38部屋、和室が11部屋で、バリアフリー対応の部屋も完備。その全てに専用バルコニーがあり、瀬戸内海の風景を独占できる。最上階にはウッドデッキ付きのツインの部屋が。専用の作務衣やカプセル式コーヒーメーカーなどが追加で用意されている。

気軽な贅沢

食事と温泉入浴がついた、日帰りプランも用意されている。料金は3,800円からと破格。日帰り入浴のみは、大人1,000円から。アクセスは赤穂ICから車で15分。JR播州赤穂駅からはバス約25分に乗り、バス停「亀の井ホテル赤穂」で降り徒歩0分

亀の井ホテル 赤穂
住所:兵庫県赤穂市御崎883-1
電話番号:0791-43-7501
<泉質> カルシウム・ナトリウム塩化物温泉
<泉温> 25℃前後
https://kamenoi-hotels.com/ako/

泉質の贅沢 【有馬】

神戸の奥座敷・有馬温泉は、豊臣秀吉も愛したとされている。愛宕山源泉の鉄分・塩分濃度は非常に濃く、体がじんわりと温まる。日帰り入浴も可能。大人は800円から。

 関西の温泉を語る上で欠かせないのが、有馬温泉。日本最古の湯のひとつに数えられ、江戸時代の温泉番付では、当時の最高位である西大関に格付けされた。有馬温泉の源泉には、多くの鉄分や塩分を含んだ黄金色の「金泉(きんせん)」と、炭酸などを含んだ無色透明の「銀泉(ぎんせん)」という2種類がある。愛宕山源泉は、有馬温泉の中でも人気が高い金泉のひとつ。「亀の井ホテル 有馬」では、敷地内から湧き出るこの金泉を、かけ流しで楽しむことができる。毎分58リットルも湧出する湯は、最初は無色透明だが、空気に触れると酸化して色がつく。源泉の温度は、約96度と非常に高温。湯船までは約60メートルのパイプなどを経て、湯を冷ます。この長いパイプの内側には、温泉成分の一つである炭酸カルシウムが層となって付着して目詰まりするため、わずか10日ほどで交換しなければならないのだとか。源泉の温度や状態も一定ではないため、微妙な調整を必要とする。名湯は、日々の大変な管理に支えられているのだ。
 「亀の井ホテル 有馬」の金泉は、非常に濃い。首まで湯に浸かると、肩から下が見えなくなってしまうほどだ。〝贅沢な泉質〟に包まれながら、疲れを癒そう。

亀の井ホテル 有馬
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1617-1
電話番号:078-904-0951
<泉質> 含鉄・ナトリウム・塩化物強塩高温泉
<泉温> 96℃
https://kamenoi-hotels.com/arima/

情緒の贅沢 【平城宮】

天然温泉の源泉名は、平城宮温泉。庭園風の露天風呂と、焼き杉材の内装の内風呂を満喫しよう。日帰り入浴は大人850円から。

 さかのぼること西暦710年、43代天皇である元明天皇は、藤原京から平城京へと遷都した。それから2300年が過ぎた今も、奈良は凛とした歴史の情緒を宿している。
 数多くの世界遺産や国宝が点在する古都に建つ、「亀の井ホテル 奈良」。世界遺産・平城宮跡のすぐ西側に隣接し、最寄りの近鉄西大寺駅からは歩15分ほど。無料送迎バス(要予約)も運行している。ホテルの裏手には、かつて西の堀河と呼ばれ、平城京への物資の輸送路として使われたという、秋篠川が流れている。そんな風情が続くかのように、館内は和の落ち着いた雰囲気が漂う。
 温泉でも、その情緒にたっぷりと浸ろう。自家源泉の温泉は、塩分が豊富で、湯冷めしにくいと好評とのこと。内風呂の内装には、焼き杉材の内装が使われ、趣きがある。庭園風の露天風呂へと続く扉を開くと、爽やかな風を感じた。夜空の下でほのかなライトアップを楽しみつつ、ゆったり温泉に浸かり、悠久の歴史にゆったりと思いを馳せる。リフレッシュした翌朝には、世界遺産や国宝を巡る、古都の探訪に出かけてみるのも味わい深い。「亀の井ホテル 奈良」を拠点に、そんな〝情緒の贅沢”を楽しもう。 

 この日のメニューは、秋の旬が勢ぞろい。松茸と鰹出汁で蒸した土瓶蒸し、朴葉(ほおば)の上にこうじ味噌や国産牛、キノコを乗せて焼かれた朴葉焼き、奈良伝統の「五徳味噌」で漬けられた銀鱈と、柿を丸ごと使ったグラタン、炊き込みご飯……。奈良の名産が使われた料理を、五感でたっぷり味わおう。

独占(ひとりじめ)の贅沢

ワンランク上の贅沢を味わうなら、「展望風呂付特別和洋室」への宿泊がおすすめだ。展望風呂が備えられており、源泉かけ流しの天然温泉を24時間楽しむことができる。さらに、マッサージチェアや特別アメニティ付きの、一室限定「展望風呂付プレミアム和洋室」もある。

亀の井ホテル 奈良
住所:奈良県奈良市二条町3丁目9-1
電話番号:0742-33-2351
<泉質> ナトリウム・塩化物泉
<泉温> 40℃前後
https://kamenoi-hotels.com/nara/

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