11月3日は「文化の日」…そして、「まんがの日」でもある
2002年(平成14年)に、日本漫画家協会と出版社5社が制定した記念日である。
11月3日としたのは、有名な漫画家手塚治虫の誕生日であることと、漫画を文化として認知してもらうために「文化の日」である11月3日にしたとされる。漫画という言葉は明治時代以降に使われるようになったことばなので、「漫画」という名字は存在していない。近年の漫画ブームは凄まじく、特に日本の漫画は世界にも注目されている。最近、「鬼滅の刃」のブームは凄まじいものである。漫画がアニメ化されたことでブームとなり、今や映画にもなっている。
「鬼滅の刃」登場人物の名字は実在する?
ところで、「鬼滅の刃」の作者がどのようなことを考えて登場人物の名前を考えたのか疑問に思う。実は、鬼滅の刃に登場する主要人物のほとんどが、本当に存在する名字を起用しているのだ。
竈門(かまど)や我妻(あがつま)・伊黒(いぐろ)・冨岡(とみおか)・真菰(まこも)・不死川(しなずがわ)・甘露寺(かんろじ)・栗花落(つゆり)などである。
しかも、竈門は全国1軒、不死川は全国2軒、真菰は全国4軒、甘露寺は全国5軒、栗花落は全国8軒と少なく、読み方も難しいこのような珍しい名字を知っていたことに驚く。このような名字が「鬼滅の刃」の人気を後押ししているのかも知れない。
作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)というペンネームも凄い。作者の別作には「文殊史郎兄弟」があり、「文殊四郎(もんじゅしろう)」という名字も存在している。もしかすると、作者自身が名字の研究者なのかも知れない。