長湯やこすり過ぎを避け、入浴後は適切な保温を
入浴直後の肌は角質層が水分を吸って、一見、潤っているように感じる。しかし、これはあくまでも一時的なことだ。
お風呂から出ると、肌の水分は急速に失われ10分後には入浴前と同じレベルになることが分かっている。特に冬場は空気が乾燥しているので10分以内、できればすぐに保湿したほうがよい。入浴後30分も過ぎると、入浴前より水分は失われているのだ。
お湯に浸かると、皮脂やセラミドが流出。これらは天然の保湿成分で、水分をキープしている。なので、長湯は肌にとって良くない。さらに、石鹸をつけてこすり過ぎるのも、天然のバリアを失うことになるので、体臭や肌荒れの原因となることもあるので注意が必要だ。
そこで守って欲しいのが、下記に挙げる「入浴スキンケア8カ条」だ。これを守っていれば、肌の正常なターンオーバーをキープすることができ、清潔なうえに乾燥や肌荒れを防ぐことができる。特に冬場は乾燥による肌トラブルが起きやすい季節。入浴後は、適切な保湿手段を行うようにしよう。
入浴スキンケア8カ条
(1)42℃以上のお湯に入らない
(2)15分以上の長湯をしない
(3)汗をかいていないのに、一日に何度も入らない
(4)石鹸やボディソープは適宜に
(5)皮膚はとてもデリケート。タオルやスポンジでゴシゴシ洗わない
(6)風呂上り後のスキンケアは10分以内に
(7)湯上り後のスキンケアは適切に保湿剤を用い、自己回復力も大切に
(8)体の内側からの美肌ケアには、シャワーや半身浴でなく、肌の代謝を促進してくれる全身浴を