健康は大事だけど好みも大事
さば缶が健康にいいと言われ始めたのは2013〜14年頃から。血管を健康に保ち、脳の働きをサポートする不飽和脂肪酸の一種、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が手軽に摂れるからという理由であります。
ところがその後、DHA・EPAは青魚に豊富に含まれるから「いわし缶だって健康にいい」という議論が出てきた。人によっては「いわし缶が上だ」と言う。
さあ、この答えはどっちなのか? 実はDHAならさば缶が上、EPAならいわし缶が上であります。なんとマニアックな話でありましょう!(諸説あり)
DHAとEPAの働きは似ているけど、脳の活性化が出来るのはDHAのみ。一方、血栓の予防などにはEPAがより強い力を発揮すると言われている。
でも、さばもいわしも個体差が大きく、脂肪量は一定じゃない。産地によっても変わるし、同じ産地でも「去年は脂がのってたのに今年はさっぱり」ということもよくある話。ゆえに、結論としては好きな方を食べればよし!
RECIPE!!(2人分)
(1)耐熱皿にまいわし油漬(トマト)缶を油ごと入れる。この油はエクストラバージン・オリーブ油なので身体にもいい
(2)上からスライスした玉ねぎとなす、溶けるチーズ、すりおろしにんにく(チューブでもOK)を乗せる
(3)魚焼きグリルかオーブントースターでチーズが溶けるまで焼けば缶成! このいわし缶はトマトも入っているから、 DHA・EPAだけじゃなくトマトの栄養分、リコピンやβーカロテンも摂取できるのだ!