東京は大阪に、新宿は静岡に?
10月14日は「鉄道の日」である。1922年に鉄道記念日として制定され、1994年から「鉄道の日」と改称された。
10月14日とされたのは、明治5年10月14日(旧暦9月12日)に日本で初めて新橋駅と横浜駅間に鉄道が開通した日であったからである。間もなく制定100年を迎える歴史ある記念日である。鉄道と言えば駅であるが、全国にある駅名の多くが名字として存在している。
ご存知の方も多いかもしれないが、JR山手線の駅名もほとんどが名字となっている。
東京駅から順に紹介すると、東京(とうきょう)・新橋(しんばし)・浜松(はままつ)・田町(たまち)・高輪(たかなわ・たかわ)・品川(しながわ)・大崎(おおさき)・五反田(ごたんだ)・目黒(めぐろ)・恵比寿(えびす)・渋谷(しぶや)・代々木(よよぎ)・新宿(しんじゅく)・大久保(おおくぼ)・高田馬場(たかだ・ばば)・池袋(いけぶくろ)・大塚(おおつか)・巣鴨(すがも)・駒込(こまごめ)・田端(たばた)・上野(うえの)・秋葉(あきば)・神田(かんだ)が存在する。
これらの名字は東京都内に存在しているのではなく、東京は大阪府、新橋は茨城県、田町は富山県、高輪は茨城県、品川は山口県、大崎は高知県、五反田は鹿児島県、目黒は福島県、恵比寿は富山県、渋谷は山形県、代々木は茨城県、新宿は静岡県、池袋は鹿児島県、巣鴨は静岡県、駒込は岩手県、田端は三重県に存在する。
どれも東京都より離れて存在しているのが不思議である。
「左沢(あてらさわ)駅」や「及位(のぞき)駅」、「刑部(おさかべ)駅」や「日出(ひじ)駅」、「土師(はじ)駅」など、全国の難読な駅名も名字として多く存在している。