11月3日は「文化の日」…そして、「まんがの日」でもある
11月3日としたのは、有名な漫画家手塚治虫の誕生日であることと、漫画を文化として認知してもらうために「文化の日」である11月3日にしたとされる。漫画という言葉は明治時代以降に使われるようになったことばなので、「漫画」という名字は存在していない。近年の漫画ブームは凄まじく、特に日本の漫画は世界にも注目されている。最近、「鬼滅の刃」のブームは凄まじいものである。漫画がアニメ化されたことでブームとなり、今や映画にもなっている。
「鬼滅の刃」登場人物の名字は実在する?
竈門(かまど)や我妻(あがつま)・伊黒(いぐろ)・冨岡(とみおか)・真菰(まこも)・不死川(しなずがわ)・甘露寺(かんろじ)・栗花落(つゆり)などである。
しかも、竈門は全国1軒、不死川は全国2軒、真菰は全国4軒、甘露寺は全国5軒、栗花落は全国8軒と少なく、読み方も難しいこのような珍しい名字を知っていたことに驚く。このような名字が「鬼滅の刃」の人気を後押ししているのかも知れない。
作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)というペンネームも凄い。作者の別作には「文殊史郎兄弟」があり、「文殊四郎(もんじゅしろう)」という名字も存在している。もしかすると、作者自身が名字の研究者なのかも知れない。
WRITTEN BY
高信 幸男
たかのぶ・ゆきお
名字研究家。1956年、茨城県大子町生まれ。
高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。
たかのぶ・ゆきお
名字研究家。1956年、茨城県大子町生まれ。
高校の時から名字研究を始め、全国を旅しながら名字の由来やエピソード等を取材している。主な著書に『難読希姓辞典』『名字歳時記』『珍名さん』など。日本家系図学会員、茨城民族学会員、日本作家クラブ会員。
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