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小笠原好彦(おがさわら よしひこ)

1941年 青森市生まれ。1966年 東北大学大学院文学研究科修士課程修了。奈良国立文化財研究所主任研究官、滋賀大学教授、明治大学大学院特任教授を経て、現在 滋賀大学名誉教授、博士(文学)。
主要著書:『近江の考古学』(サンライズ出版 2000年)、『日本古代寺院造営氏族の研究』(東京堂出版 2005年)、『聖武天皇が造った都』(吉川弘文館 2012年)、『日本の古代宮都と文物』(吉川弘文館 2015年)、『古代豪族葛城氏と大古墳』(吉川弘文館 2017年)、『検証 奈良の古代遺跡』(吉川弘文館 2019年)、『検証 奈良の古代仏教遺跡』(吉川弘文館 2020年)

『古代豪族葛城氏と大古墳』
葛城氏は、大和盆地の南西部を本拠とした古代の大豪族である。馬見丘陵に築造された200mを越す葛城襲津彦以後の葛城氏の有力首長を埋葬した大型前方後円墳に対し、その被葬者像を推測し、また雄略朝に衰退した歴史的背景を述べる。価格:2420円 出版社:吉川弘文館
『古代近江の三都―大津宮・紫香楽宮(甲賀宮)・保良宮の謎を解く―』
白村江の戦い後、大和から遷都した大津宮、聖武天皇が恭仁宮・京へ遷都後に盧舎那仏造立のために遷した紫香楽宮(甲賀宮)を発掘した実態を述べる。また藤原仲麻呂の政権下で造営した保良宮の性格とその新たな擬定地を提起する。価格:2420円 出版社:サンライズ出版

古代に触れる〜ちょっと立ち寄りどころ

みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)

約30haの自然の中に点在する史跡浄楽寺・七ツ塚古墳群を中心とした,文化財と自然が調和した野外ミュージアム。その中に立つみよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)では、広島県内から出土した遺物から,広島県の原始・古代の人々の生活の様子や道具の移り変わりなどを紹介している。また,史跡浄楽寺・七ツ塚古墳群を模型やパネルで紹介するガイダンス機能も持っている。
首を上げた姿から「いななく馬」とよばれている馬形埴輪(緑岩古墳・三次市 古墳時代中期)は当館のマスコットキャラクター「ハニワだもん」のモデル。

◆住所    広島県三次市小田幸町122
◆電話番号  0824-66-2881(代表)
◆開館時間  9:00~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日   月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌日以降の最初の平日が休館日),年末年始(12月28日~1月4日)
◆観覧料   一般 200円(160円)、大学生 150円(120円)、高校生以下・65歳以上 無料 特別企画展は別料金

東広島市出土文化財管理センター

東広島市には、広島県下最大級の規模を誇り、市民からも親しまれている史跡三ツ城古墳をはじめ、多くの遺跡が存在している。東広島市出土文化財管理センターは、市内各所の遺跡から出土した出土品を整理・収蔵・展示する施設として利用されている。
貴重で多彩な出土品が並ぶ展示室。

◆住所   広島県東広島市河内町中河内651番地7
◆電話番号 082-420-7890
◆開館時間 午前9時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
◆休館日  毎週土曜日・日曜日・祝日、年末年始(12月28日から1月4日まで)、その他、市教育委員会が必要と認めるとき
◆観覧料  無料

安芸高田市歴史民俗博物館

戦国武将毛利元就の本拠郡山城の麓に建つ博物館。通史コーナーでは、原始古代から近現代にいたるまで安芸高田市の歴史で特徴的な資料を展示。毛利元就コーナーでは関係資料や郡山城の模型、映像などで詳しく紹介。登城とあわせての見学がおすすめ。ほかにも映像コーナーが豊富で、市の史跡や郷土芸能、昭和初期の吉田の様子を映したものなど幅広く楽しめる内容となっている。
時代ごとに豊富な展示内容を楽しめる。

◆住所    広島県安芸高田市吉田町吉田278-1
◆電話番号  0826-42-0070
◆開館時間   9:00~17:00
◆休館日   月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)・祝休日の翌日 
※土日は開館、12/29~1/3 
◆観覧料   大人300円(200)・小人200円(150)
※()は団体20名以上、特別展開催時は料金の変更あり

◆取材協力:株式会社国際交流サービス

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郡 麻江

こおり・まえ 古墳ライター。 時々、添乗員。京都在住。得意な伝統工芸関係の取材を中心に、「京都の人、モノ、コト」を主体とする仕事を続けながら、2018年、ライフワークと言えるテーマ「古墳」に出会う。同年、百舌鳥古市古墳群(2019年世界遺産登録)の古墳ガイドブック『ザ・古墳群 百舌鳥と古市89基』(140B)、『都心から行ける日帰り古墳 関東1都6県の古墳と古墳群102』(ワニブックス)、『巨大古墳の古代史』(共著・宝島社新書)、『中公ムック 日本百名墳』(中央公論新社)などを取材・執筆。古墳や古代遺跡をテーマに、各地の古墳の取材活動を続ける。その縁で、添乗員の資格を取得。古墳オタクとして、オン・オフともに全国の古墳や遺跡を巡っている。日本旅のペンクラブ会員。

  1. ひとつの国としてまとまり、発展した5世紀。遺物からひもとく、古代・倭国の外交とは…?【古墳ライターが旅した、見た、聞いた!vol.10】

  2. 3世紀に突如現れた巨大古墳、箸墓古墳が意味するもの【古墳ライターが旅した、見た、聞いた!vol.9】

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