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スパイ小説に出てくる缶詰料理を再現!「魔法のコンビーフ」|缶詰博士の極旨完全レシピ(コーンビーフ缶)

奇癖のあるスパイが創作

 J.M.ジンメルの傑作スパイ小説『白い国籍のスパイ』には、数々の料理が登場する。主人公が変わり者で、危機に陥るたびに料理を作って振る舞う奇癖があるのだ。毎回詳細なレシピも紹介されるので、スパイ物好きだけでなく、料理好きにとってもたまらなく面白い小説であります。

 僕にとって見逃せないのは、たまに登場する缶詰料理だ。その中のひとつ、コンビーフを使った「魔法のコンビーフ」を食べたくなって、再現してみた。「魔法の」という名が付いているのは、貧しい人にとってコンビーフが憧れの存在だから。この小説の舞台設定は、第二次世界大戦中から戦後間もない頃のヨーロッパなのだ。

 現代の日本でも、コンビーフは高級品であります。牛肉100%で作るコンビーフは、1缶70g〜90gで、だいたい400円ほど。若い頃には、滅多に買えない贅沢品でありました。

国分グループ本社/K&K 国分の脂肪分1/2カットコンビーフ 80g 420円(税込)

RECIPE!!(1缶で2人分)

(1)玉ねぎの輪切り(1/2コ分)とバター10gをフライパンに入れて弱火に掛け、じっくり炒める
(2)玉ねぎが透明になったらコンビーフ1缶、ジャガイモのピュレ(コンビーフと同量)を入れて混ぜながら炒め、塩コショウで味を調えれば缶成! なおジャガイモのピュレは作るのが面倒なので、インスタントマッシュポテトで代用するのがオススメ

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黒川 勇人

くろかわ・はやと 1966年福島県生まれ。 日本缶詰協会公認の缶詰博士として様々なメディアで活躍中。世界50カ国・数千缶の缶詰を食している世界一の缶詰通。

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