缶詰愛あふれる沖縄
沖縄県民は日本一缶詰を愛している。なぜなら、ふだんの食事でじゃんじゃん缶詰を使うからであります。
ツナは県内全域でチャンプルーに使うし(ツナ消費量日本一)、石垣島ではさばみそ煮を混ぜこんだそば「からそば」がある。スイーツだって「あまがし」というぜんざい風の缶詰が存在する。
そして、忘れてならぬのは「スパム」や「わしたポーク」「チューリップ」などのポーク・ランチョンミート缶詰だ(やっぱり消費量日本一)。味噌汁の具にしたり、ごはんと海苔で挟んで「ポークたまごおにぎり」にしたり、まさに缶然するところなし。
中でも、スライスして両面を焼き、卵焼きを添えたおかず「ポーク玉子」はまことにウマい。僕は沖縄に行くと、空港の食堂で必ず食べることにしている。香ばしく焼けたポークにケチャップがよく合って、「ああオレは沖縄に来たんだなァ」と、しみじみ思えるのだ。基本的にはスライスして焼くだけ。沖縄の誇る缶たん料理ですぞ!
RECIPE!!
(1)ポーク・ランチョンミートをスライスし、少量の油をひいたフライパンで両面をじっくり焼く。
(2)その横で卵焼きも同時に作るのがうまい手である。
(3)皿に盛りつけてケチャップをかけ、白ごはんを添えれば缶成!